日本史探偵団文庫
新政府綱領八策
入力者:大山格
 
底本は、国立国会図書館webサイト電子展示会
「史料に見る日本の近代」1―2『坂本龍馬の政体構想』の原本画像である。
坂本龍馬が後藤象二郎と協議して編んだ新体制素案で、「新政府綱領八策」の名で国立国会図書館に収蔵されている。
○○○は大樹公(徳川慶喜)のことか?
第一義
 天下有名の人材を招致し、顧問に備ふ
第二義
 有材の諸侯を撰用し朝廷の官爵を賜ひ、現今有名無實の官を除く
第三義
 外國の交際を議定す
第四義
 律令を撰し、新に無窮の大典を定む。律令既に定れは、諸侯伯皆此を奉して部下を率ゆ
第五義
 上下議政所
第六義
 海陸軍局
第七義
 親兵
第八義
 皇國今日の金銀物價を外國と平均す

右預め二三の明眼士と議定し、諸侯會盟の日を待つて云云。○○○自ら盟主と爲り、此を以て朝廷に奉り、始て天下萬民に公布云云。強抗非禮、公議に違ふ者は、斷然征討す。權門貴族も貸借する事なし

慶應丁卯十一月 坂本直柔
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