当サイトの御案内
 
設立趣旨  もっと身近に史料や文献を! それが当サイトを設立する動機でした。
 いまや近代デジタルライブラリーでは面倒な手続きもなく貴重書を閲覧できますし、アジア歴史資料センターでは原本の画像を自宅にいながらにして閲覧できます。しかし、それらは画像化されたものですので、語句検索の対象にはなりません。もっと便利にするにはテキスト化が必要なのです。しかし、HTMLの表現力ではテキストの縦書き表示が困難です。史料をテキスト化し、しかも縦書きで読める様にすれば、どれだけ便利になるでしょう。
 その両方を実現させるため、日本史探偵団は当サイトを設立しました。まだまだ出来たばかりでコンテンツは少ないですが、いずれ全国の有志に呼びかけて充実させていきたいです。
 当サイトの運営は、すべて手弁当で参加する有志によって行なわれます。権威ある学会からの支援もなく、裕福なスポンサーもいませんが、私たちは歴史学の草莾崛起を目指して、研究者の卵である学生さんや、一般の歴史愛好家に広く御利用いただき、日本史の研究レベルを底上げしていきたいと考えています。
 現在のところサイト運営やコンテンツ制作のための費用は、すべて参加者による持ち出しですが、いずれは日本史探偵団の発行する電子書籍の売り上げによって賄っていくつもりですので、当サイトは将来的にも無償で御利用いただけるように努力してまいります。

日本史探偵団とは?
 
活動母体  日本史探偵団は、平成三年に設立された歴史愛好家による研究団体です。平成五年頃から主宰、大山格が歴史研究家として歴史雑誌に記事を書いていますが、もともとは普通のサラリーマンばかりで結成されました。
 歴史の専門教育を受けたのも大山のほかには客員として招聘した中西豪さんだけで、あとは全員が社会人になってから史学の道に踏み込んだメンバーです。
 組織といえるようなものもなく、また、団員と非団員の区別も明確にしておりませんし、大赤字の運営費は主宰の財布から補填しておりますが、今後とも会費などは徴収しない考えで、発行物の収益で運営できるようにすることを目指しています。
 団員になるには、自身で研究考察した成果物を示していただくことを条件としておりますが、この日本史探偵団文庫のテキスト化事業を始めたので、テキストデータの提供、入力役務の提供で成果物に代えることができるようにします。
 もし団員になったとしても、格別な特典は何もありません。mixiの閉鎖コミュのなかで参考文献や史料の所在などの情報交換が出来るのが利点といえば利点でしょうか。

信条
  
歴史哲学   私たちには歴史を扱ううえで、絶対に譲れないことがあります。それは歴史の歪曲や史料の捏造を許さないことです。
 歴史を利用して利益を得ることは、主宰の大山が文筆業で歴史を扱っているくらいですから批難する資格もないし、また、批難すべきことだとも思いません。ただし、自分勝手な都合で史実を歪曲したり史料を捏造する行為は絶対に許せません。
 また、先行の研究を顧みない暴論、史料に基づかない空論には与しません。各種文献、史料に基づいた実証主義による研究を信条としております。だからこそ、一般の人にも史料を読みやすい形で、しかも無償で御提供したいのです。
 小説、ドラマ、漫画、映画など創作物から得た知識だけで歴史を語ることは出来ません。歴史がお好きでしたら、是非とも文献や史料にも触れてみてみてください。 

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